インクルーシブなアイデアを生む4つのステップ
インクルーシブとは、『包括的な』という意味で、複数の問題を一挙に解決できるアイディアを生み出すことで、一挙に難問を解決しようという手法。それは、以下の4つのステップを踏んでいきます。
- 高次な目的を決めて旅立つ
- 目的に従って材料を集める
- 異なる分野の材料をつなげる
- 手放して「ひらめき」とともに帰ってくる
(P.74-75)
なんだか、抽象的でわからない…。ですが、本書では具体的に説明されています。
高次な目的を決めて旅立つ
目的を決める前に、まず「節制」条件…つまり「できないこと」を洗い出しておきます。そして、叶えたい状態…目的を決めるわけですが、
利他的でポジティブな目的を、できるだけ具体的に設定する (P.82)
のだそうです。で、目的はできるだけ高次…つまり「イケてるぜ!」的(私解釈)なものにしておく。節制と目的のギャップがあればあるほど、よりよいアイディアが浮かびそうです。
そして、それを解決する「期限」、つまり締め切りを決めておくことで、アイディアが降りてくるのだとか。何をするにしても、締切は大事ですね!
目的に従って材料を集める
材料集めですが、「インターネットを活用せよ!」ですね。
そして、仕分けしようとしない。自分の経験や直感も大切にしながら、そして「目的」を叶えたことで喜ぶ相手を思い浮かべながら、ネタ探しをしていきます。
異なる分野の材料をつなげる
じゃあ材料をどうつなげるか、ですが。
「具体例」→「ざっくり一般例」→「具体化」という順番に、異なるジャンルのネタをつなげていきます。
例えば、
具体例(英会話) → ざっくり一般化(やりたいけれどつつけられそうにないもの) → 具体化(ダイエット)
といった感じ。面白いなぁ~
手放して「ひらめき」とともに帰ってくる
じゃあ、4段階目はなによ、と言うと、3段階目で出てきたアイディアを一旦手放します。具体的には、一旦横においておいて、関係ないことをすると言った感じ。
すると、無意識のなかから、突然アイディアがひらめくとか。
具体的には本書を読んでいただくとして、闇雲に悩むのではなく手順を踏んで、解決していくアイディアが面白いです。アイディアが出れば、あとは実効あるのみですね。
こんにちは、11月も半ばになって、寒くなりましたね~。手が凍えてしまいます。
で、煩悩が多くて悩みも多くて、そしてなかなか前に進まない…
そんな私が手にしたのは、『』あらゆる難問を0.1秒で片付ける』と帯で挑発してくる本「インクルージョン思考」。
前回も紹介した、石田 章洋さんの著書です。えらく飛ばしてきます。
でもさ~「インクルージョン思考」って何よ?
インクルージョン思考とは――
複数の問題を一気に解決する、インクルーシブな(包括的な)アイデアを生むための思考法である。
だそうです。じゃあ、今晩のおかずも、次のPTA役員ぎめの根回しも、どん底の子供の成績も問題も、全て解決できるいいアイディアが浮かぶのでしょうか…それも、0.1秒で。
2 インクルージョン思考への障害
3 ひらめきを生み出す準備と4つの段階
4 第1段階 高次の目的を決めて旅立つ
5 第2段階 目的に従って材料を集める
6 第3段階 異なる分野の材料をつなげる
7 第4段階 手放して「ひらめき」とともに帰ってくる
8 インクルージョン思考を磨く7つの習慣
最後に、レビュープラスさまより献本いただきました。ありがとうございました!
実は気に入ったのは、インクルージョン思考を磨く7つの習慣。
以下紹介すると…
- 好奇心を持ち続けてストックを増やす
- 必ず「日付の入った」メモを取ろう
- インプットは雑食系を心がける
- デスク周りは「綺麗に」散らかそう
- ぼーっとする時間を「意識的に」つくる
- 毎日、誰かを笑顔にしよう!
- 自らを世界の一部だと考える
マメにメモを取れるように、ノートは持っていますがあまり記入できているかどうか…。
ボーっとする時間は、瞑想している時間も入るのかな~とか思いつつ、どれかでも毎日取り入れることができたらいいな、と思います。
サクッと読めて、具体例があってわかりやすいです。そして、気付きが色々出てきました。
ここではあまり紹介できていないのですが、本書を手にとっていただくほうが実感できるはずです。
いろいろに詰まっている方におすすめです!