【書評】書くのが苦手な人の救世本!『スーパー速書きメソッド』

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画像:書籍『スーパー速書きメソッド』

ネットで見た時、「これ、絶対読みたい!」と思いましたね。 だって、私、書くのが遅いんですもん…。

ブログを書くのにすら、すごく時間がかかってしまいます…。

 「もっと大事なことに時間を使おう」

という帯。スーパー速書きメソッド ってタイトルから、期待できます。

そして、予想以上に効果が出ましたよ!

いつも書く文章は「テンプレート」を使いまわせ!

 

帯が刺激的なのですが、

書類は4分以上かけて作るな!

とのことで、スポード文章術のポイントの一部が帯に紹介されています。

  • 報告書は小見出しから作れ
  • メタボ文章をダイエットせよ
  • 文章をトルネードさせるな
  • 定番フレームを持っておけ 

とのことですが、第3章に用意されている「定番フレーム」、つまりテンプレートが使えるものばかり!

  1. ”挨拶文”
  2. ”謝罪文”
  3. ”依頼文”
  4. ”断り状”
  5. ”催促状”
  6. ”招待状”
  7. ”上司へのお礼メール”
  8. ”取引先へのお礼メール”
  9. ”取引先へのお詫びメール”
  10. ”上司への確認メール”
  11. ”歓迎会メール”

以上の11個のキーワードにピンときた方は、ぜひ一読すべき!

実は私、実際に ”催促状”の定番フレームをつかって、催促状を出しました。印刷まで5分もかかりませんでしたよ。そして、効果を実感することができました。

さらに、第4章では、自分のオリジナルフレームを作る方法が書かれています。これに従えば、ポイントにしたがって効果的な書類を作ることができそうです。

”企画・提案書”、”説明書”、”日報・週報”、”調査報告書”、”事故報告書”、”フレーム報告書”、、、これらに悩んでいる方は、この本を読むことでスムースに会社で使う文書をスラスラ書けることになると思います。

他の章では、 『伝わる文章を早く書く秘訣』や主に仕事でよく使われる文書作成ソフト『Office Word』をメインとした、IT絡みのコツなどが記載されています。

 

ワタシ的には、第3章・第4章の文章のフレーム関連が、とても役に立ちました。

特に仕事関連で書類を書く仕事の人(大半の人が当てはまるのではないでしょうか)には、必読だと思います。

今どきは、小学生でも国語の授業に「報告書の書き方」などが取り入れられています。「穴埋めしましょう」ときちんと、フレームが用意されているのですよ。

私の小学生の時は、そんな授業も教科書もなかったなぁ~。子どもたちに教えられるように、私も頑張ります!

目次 

はじめに

●第1章 一文を速く書き、伝わる文にする秘訣
“ダラダラ文"症候群のあなたへ
― 短いから速い! 
“詰め込みすぎ"症候群のあなたへ
― 具が少ないから味がきわだつ
“意味不明文"症候群のあなたへ
― 主人と家来が近いから伝わる
“文章メタボ"症候群のあなたへ
― 逃げずにダイエットしろ! 
“頭痛が痛い文"症候群のあなたへ
― 重ね着は稚拙なファッション
ほか

●第2章 伝わる文章を速く作る秘訣
“準備不足"のまま書いているあなたへ
― 6W4Hで材料を集めろ
“目的がわからない"で書いているあなたへ
― 誰が何のために読むか想定すれば、速い! 
“絞り込み不足"で書いているあなたへ
― 材料を絞り込む方法
“行き当たりばったり"で書いているあなたへ
― 書く前に設計図を作成せよ
ほか

●第3章 穴埋めで速い! 伝わる「定番」フレーム
“あいさつ文"の定番フレーム
― 「あいさつ文」で考えることはふたつだけ
“謝罪文"の定番フレーム
― 「謝罪文」のポイントは「すみやかさ」と「率直さ」
“依頼文"の定番フレーム
― 「依頼文」は簡潔に要件を伝えろ
“断り状"の定番フレーム
― 「断り状」は感謝して、断り、謝れ
ほか

●第4章 あなただけのオリジナルフレームを作るテクニック
“企画書・提案書"が苦手なあなたへ
― 「企画書・提案書」は3つの要素で作れ
“説明書"が苦手なあなたへ
― 「説明書」は「困った」を意識しろ
“日報・週報"が苦手なあなたへ
― 「日報・週報」は成果がポイント
“調査報告書"が苦手なあなたへ
― 「調査報告書」は正確さと客観的な事実を示せ
ほか

●第5章 3分で文書を仕上げるための小ネタ・テクニック
“いちいちマウスを使っている"あなたへ
―ファイルはキーボード操作で閉じろ
“入力作業が遅い"あなたへ
―固有名詞は「辞書登録」しよう
“入力ミスが多い"あなたへ
― 「辞書登録」でミスを防げ! 
“変換作業に時間をかけている"あなたへ
― 「田中課長」を一気に「鈴木部長」に変換する方法
ほか

●第6章 速く書くための環境を整える! 
速く書くための習慣(1) 
― 「メモ」は速書きの必須アイテム
速く書くための習慣(2) 
― 「タイムリミット」を設定しよう
速く書くための習慣(3) 
― 「集中できる環境」を作れ
速く書くための習慣(4) 
― 「適当・いい加減」を意識しろ
速く書くための習慣(5) 
―声に出して「推敲」しよう

●第7章 レポートなどの「長文」を速く書く方法
“樹海文章"になってしまうあなたへ
―長文は「段落」ごとに書け
“暗中模索文"になってしまうあなたへ
― 「トピックセンテンス」を使いこなせ
“設計図"をうまく作れないあなたへ
― 「見出し」で組み立てるから、長文も速い! 
“冒頭が弱い"といわれるあなたへ
―「序結論・本論・結論」の三段構成で書け
ほか

●付録 巻末資料
思わず使ってしまいがちな「重ね言葉」の代表的な例
ビジネスシーンで使われがちなカタカナ語と日本語変換例
ビジネスシーンで使えることわざ・慣用句・四字熟語
敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)の言い換え

最後に、レビュープラスさまより献本いただきました。ありがとうございました!

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