【書評】『全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書』で

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はじめに
第1章 アメーバ経営とはどんな経営手法なのか
第2章 JAL再生
第3章 導入事例に学ぶアメーバ経営
第4章 アメーバ経営は業界の枠を超える
第5章 世界に広がるアメーバ経営
おわりに
付録1 早わかりアメーバ経営
アメーバ用語集 最後に、レビュープラスさまより献本いただきました。ありがとうございました!

じゃあ、どうやって取り入れるのだろう

現在私は、IT講師の仕事の比重が大きいのですが、この「アメーバ経営」の考え方を取り入れられると、もっとより良くなるのではないかと感じました。

例えば、

  • 夢を語る(生徒さんは、就職を目指して知識・能力を付けたい人ばかりなので)
  • PDCAサイクルを回す
  • 数値の設定

この辺りを、もう少しねって取り入れたいところです。

子育てには、

  • 人としての正しさ
  • 夢を持って、それに向かって行動すること
  • 目標の設定と実行 

具体的な例としては、

目標の設定(「部屋をきれいにする」であれば、どのレベルであればきれいと判断されるのか)をして、それに近づける行動を褒める

など、どうかな~、と考えています。 

ま、考えるだけで行動に移さなければいけないのですが、それはまた実績をだしたら、公開したいと思います。

ビジネスマンだけでなく、子育て中の主婦にもためになる本でした。ぜひ、てにとってみてください!

努力の結果が明確になれば人は変わろうする 画像:全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書の帯 帯から、考え方が重要だなぁ、と伝わります。
そう、言い訳を考えてやらないよりは、「AもBもどちらも両方やる!」という「WInWin」な考え方と実行力。見方を変えれば、自分も周りも変わるんです。

で、肝心の「アメーバ経営」とは?

あの稲盛和夫京セラ名誉会長が考え、実際に京セラを世界企業にした経営手法。 要は、組織をアメーバ単位(5~10人)という最小集団組織にして、会社経営をするかのごとく采配を与え、目標値・実績値を明確にしてその差を縮める… ってことです。(ざっくりすぎ)

このアメーバ集団は、利益と経費が数値化できるぎりぎりの最小値です。

自分たちの努力の結果がすぐ数字に現れる(P.4)

 ということで「目標値」と「現在値」の差が明確になり、その「差異」を埋める工夫を、社員は意識するようになります。

そもそも、人間は不変(方は安定…現状維持ですね)を好むので、努力の結果が不明確だと、現状維持を保つ努力をしてしまう生き物です。

でも、自分に関する数字を見ると、無意識のうちに「少しでも良くしたい」と感じ、改善の方法を考え始める習性があるそうです。

これって、会社経営にかぎらず、なにかいい習慣を自分、もしくは子どもたちに身に着けさせたいときに、必須なことではないでしょうか。

何よりも大切なフィロソフィー(哲学・理念)

人生と仕事の結果 = 考え方(-100~+100) × 熱意(0~100)

上記の式が、結果を生み出すための目安だそうです。

特に考え方がキモ!熱意がいくらあっても、考え方がマイナスの方向だと、いくら頑張っても結果は出ません。

そこで、重要になってくるのは「フィロソフィー(哲学・理念)」です。

経営や目標を建てる、また行動を決めるにあたっての判断基準になるものです。

基本は「人として正しいか」につきます。

正直に生きる、人に親切にする、などなど、子供の頃から教えられてきた道徳がこれになります。

利益を出すだけではダメで、フィロソフィーをもって行動することで、お客様も喜び自分も付加価値(つまり利益)が出る、「WinWin」がうみだされます。

本書では、京セラグループの経営理念が掲載されています。

京セラのフィロソフィーは「人間として普遍的に正しい判断基準」に則っています。

詳しく知りたい方は、本書を手にお取りください。

画像:書籍『全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書』 この本を見た時、「アメーバ経営」ってタイトルを見て、

あの、ブログとか運営している会社…

って思ってしまったアホな私。

どちらかと言うと、ひとつの会社に属さずに、好き勝手に仕事や家事や育児をしている私がこの本を読むなんて恐れ多いと思いましたが…。

それがどっこい、全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書は、ダラ奥兼業主婦をも再生させそうな内容でした。

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