【書評】企画って難しく考えすぎなくていい!『企画は、一言。』

この記事は約3分で読めます。

画像:書籍『企画は、一言。』

企画の本なんて、3児子育て中の主婦には縁がなさそうな本ですが、実は結構『企画する』って機会は結構あります。

 今よりも少しだけ笑顔の人が増える
今よりも暮らしがちょっとだけ便利になる
今よりも少しだけ困っている人が世の中からいなくなる
今よりも仕事がちょっとだけ楽しくなる

そんな思いを形にしたいと願うすべたの人へ。

表紙カバーの見開きには、そんな文章が。

企画は、ひと言。』は、何かを表現してみたい、アイディア出しから形にする、そして伝える方法まで書かれています。

はじめに 世界はあなたの企画で進化する
1章 ヒット企画は、なぜ一言でいえるのか?
・あのヒット番組も「ひと言」で始まった! 
・「ひと言」でいえる企画は5つのSがある 等
2章 ひと言で考える5つのステップ
・ステップ1 トンガリ発想は捨てよ
・ステップ2 ベタの力を利用せよ 等
3章 ひと言で発想する技術
4章 アイデアをひと言にまとめる技術
5章 ひと言を強く、確実に伝えるために
あとがき

最後に、レビュープラスさまより献本いただきました。ありがとうございました!

自分がやってみたいなぁ、ということをこの本の手順を踏んで企画化するのも、楽しいんじゃないかなぁと思います。

子育て中の主婦なら、子どもの幼稚園の役員や、小学校ならPTAとかで、何かと企画をするチャンスって出てきます。そんな時に、参考になるのではないでしょうか。

そういえば、子どもが通う保育園の夏祭りの企画は、

五味太郎の「金魚が逃げた」の絵本をコンセプトにした、ものでしたね。企画に落とすと、どうなるんだろう。

 

 

「そのアイディア、一言で言えますか?」

 

帯には、

シンプルだけど9割の人ができていないアイディアを発想し、形にする技術

とあります。

著者の石田章洋さんは、放送作家。いや、常にアイディアで勝負しないと行けない職業です。

そんな石田さんは、『ウケる企画はみんな「ひと言」』と言い切ります。確かに、長々と説明されるよりは、一言でズバッと言い表せるほうが、聞かされる方も楽ですよね。

そんなウケる企画は、Sで始まる5つキーワードでうまくいくそうです。

それは、「Short(ショート)」、「Simple(シンプル)」、「Sharp(シャープ)」、「See(見える)」、「Share(シェア)できる」の5つ。

そして、第2章のウケるアイディアの5原則、第3章のアイディアを生み出す、第4章のアイディアを一言にまとめる技術…と、手順を踏んで紹介されています。

アイディアをひと言にまとめる技術は次の3ステップ

  1. 「なんののために・なにを・どうする」
  2. ひと言のひな形「3つのC」にあてはめる
  3. ムダな言葉はすべて削る

ステップ2にある、「3つのC」とは

  1.  Compare(たとえる)
  2. Can(~できる)
  3. Change(~に変える)

どのようにあてはめるかは、本書をお読みください。

うちの子たちもハマっている任天堂の「Wii」は

「家族で遊ぶことが」できる「新しいゲーム」 

のひと言で言い表せます。う~ん、素晴らしい! 

タイトルとURLをコピーしました