企画の本なんて、3児子育て中の主婦には縁がなさそうな本ですが、実は結構『企画する』って機会は結構あります。
今よりも少しだけ笑顔の人が増える
今よりも暮らしがちょっとだけ便利になる
今よりも少しだけ困っている人が世の中からいなくなる
今よりも仕事がちょっとだけ楽しくなるそんな思いを形にしたいと願うすべたの人へ。
表紙カバーの見開きには、そんな文章が。
『企画は、ひと言。』は、何かを表現してみたい、アイディア出しから形にする、そして伝える方法まで書かれています。
はじめに 世界はあなたの企画で進化する
1章 ヒット企画は、なぜ一言でいえるのか?
・あのヒット番組も「ひと言」で始まった!
・「ひと言」でいえる企画は5つのSがある 等
2章 ひと言で考える5つのステップ
・ステップ1 トンガリ発想は捨てよ
・ステップ2 ベタの力を利用せよ 等
3章 ひと言で発想する技術
4章 アイデアをひと言にまとめる技術
5章 ひと言を強く、確実に伝えるために
あとがき
最後に、レビュープラスさまより献本いただきました。ありがとうございました!
自分がやってみたいなぁ、ということをこの本の手順を踏んで企画化するのも、楽しいんじゃないかなぁと思います。
子育て中の主婦なら、子どもの幼稚園の役員や、小学校ならPTAとかで、何かと企画をするチャンスって出てきます。そんな時に、参考になるのではないでしょうか。
そういえば、子どもが通う保育園の夏祭りの企画は、
五味太郎の「金魚が逃げた」の絵本をコンセプトにした、ものでしたね。企画に落とすと、どうなるんだろう。
「そのアイディア、一言で言えますか?」
帯には、
シンプルだけど9割の人ができていないアイディアを発想し、形にする技術
とあります。
著者の石田章洋さんは、放送作家。いや、常にアイディアで勝負しないと行けない職業です。
そんな石田さんは、『ウケる企画はみんな「ひと言」』と言い切ります。確かに、長々と説明されるよりは、一言でズバッと言い表せるほうが、聞かされる方も楽ですよね。
そんなウケる企画は、Sで始まる5つキーワードでうまくいくそうです。
それは、「Short(ショート)」、「Simple(シンプル)」、「Sharp(シャープ)」、「See(見える)」、「Share(シェア)できる」の5つ。
そして、第2章のウケるアイディアの5原則、第3章のアイディアを生み出す、第4章のアイディアを一言にまとめる技術…と、手順を踏んで紹介されています。
アイディアをひと言にまとめる技術は次の3ステップ
- 「なんののために・なにを・どうする」
- ひと言のひな形「3つのC」にあてはめる
- ムダな言葉はすべて削る
ステップ2にある、「3つのC」とは
- Compare(たとえる)
- Can(~できる)
- Change(~に変える)
どのようにあてはめるかは、本書をお読みください。
うちの子たちもハマっている任天堂の「Wii」は
「家族で遊ぶことが」できる「新しいゲーム」
のひと言で言い表せます。う~ん、素晴らしい!