【書評】「マイナス」のプラス―反常識の人生論

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「マイナス」のプラス ――反常識の人生論
外山 滋比古
講談社
売り上げランキング: 4868

京都府の図書館で新しい本が入れば、チェックして予約しまくっています。

で、中学〜高校生のときに、愛読していた外山 滋比古先生の新刊があったので予約をいれていたのですが、それがやっと手元に届いたので読んでみました。

今時分になって、名著『 思考の整理学 』がベストセラーというかロングセラーになっているそうです。東大生・京大生に人気があるとか。私は、この語り口と実用性が気に入っていて、『 思考の整理学 』はよく読み返していました。

そのエッセンスが、身についているかついていないかは別にして、、、(汗)

で、で新刊の『「マイナス」のプラス』でも、教科書か入試試験の問題を読んでいるような、不思議な外山節は健在でした!悪口ではないです。とても丁寧に書かれた文章で、とても美しいと思います。

思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古
筑摩書房
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字が大きくてページ数が少ないので、あっという間に読めてしまうのですが、なかなか面白かったです。

著者は、自らの体験をつづっていますが、私がメモしたくなったのは、 苦労したほうが、自身の成長のためになる。
不自由を“忘れる”ことによって、自由になりうる。ただし『経済的自立』が前提。
問題を解く人よりも、作る人になれ。 また、『朝の日記と予定表』での日記の効用と予定表の活用はためになりました。
日記を続けるこつは、真っ白なページを作らない。
前日の内容が整理されている、翌朝につける。
前日の日記をつけた後に、今日のやるべきことをリスト化し、優先順位度をつける。 優先順位のつけ方ですが、厄介そうな気の進まないこと順に(1)(2)(3)、、、だとか。でないと、本当にやらなければいけない大事なことが、一生後回しにされてしまうから、だとか。

なるほど、取り入れたい、と思った事柄でした。著者は、かれこれ20年続けていて、かなり効率が上がったそうです。

何はともあれ、立ち読みでもすすーっと読めそうな感じなので、読んで損はないかと思います。

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